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『顕性』と『潜性』|お知らせ

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『顕性』と『潜性』2021.04.22更新

2021年度、中学校学習指導要領の大幅改定に伴い、教科書も一新されました。  
   
特に英語や数学の学習内容が重くなったという印象が強い改定となりましたが  
   
個人的には理科についても重要な改定が行われたと思っています。  
 
   
中学3年生で学習する『遺伝』の単元で、「優性」「劣性」という用語がありました。  
   
これが今回の改定で“別名”として脚註への掲載にとどまり、  
   
それに代わって見出し語が『顕性』『潜性』になりました。  
   
この改定は「優性・劣性が、優れた形質、劣った形質であるという誤解を防ぐため」であると日本学術会議の議事録に残されています。  
   
   
私が中学生の頃、授業でこの優性劣性について扱った時に  
   
理科の先生からこんな話をされたことを覚えています。      
   
「手を握った状態で親指を立ててみて、その親指がまっすぐに立てられるのが優性遺伝。親指が反ってしまうのは劣性遺伝。  
   
えくぼが出来る人は優性遺伝で、出来ない人は劣性遺伝。  
   
二重まぶたは優性遺伝で、一重まぶたは劣性遺伝……」  
       
優性・劣性についての理解が浅かった生徒たちの多くは、この話を聞いて  
   
「親指が反ったり、えくぼができなかったり、一重の人は劣っているんだ  
 
という誤った解釈をしてしまったに違いありません。  
   
こうしたことを防ぐための、見出し語の改定。  
   
とても意味のあるものだと思っています。  
   
学術会議でも、この改定の提案が出た当初は  
   
「馴染みのある用語を変更すると、混乱が起きかねない」  
   
と否定的な人が多かったようですが、今では多くの人が賛成派となり改定に至りました。  
   
変化を恐れずに新しいことに飛び込んでみるというのは  
   
どのような立場の人であっても大切ですね。  
    
     
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